元号記憶は大変、歴史の理解遠ざける 保立東大名誉教授——贯通日本资讯频道
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元号記憶は大変、歴史の理解遠ざける 保立東大名誉教授

新元号「令和」


新元号は「令和」(れいわ) 万葉集典拠、国書由来は初


「令和」どう思う?「堅すぎますね」「災害ない時代に」


【詳報】新元号「令和」発表の一日をタイムラインで


〈保立道久・東大名誉教授(歴史学)の話〉 私は元号を歴史用語として使うことは避けている。歴史の本質を注視する文化が必要だと考えているからだ。


日本史の事件名には元号が付くことが多いが、普通の人が数多くの元号を覚えるのは大変で、理解から遠ざかってしまう。例えば「承和(じょうわ)の変」(842年)、「貞観(じょうがん)津波」(869年)と言われても何のことかわからないのではないか。


承和の変は皇太子の座を追われた恒貞(つねさだ)親王が怨霊化し、後に火雷天神になったとも言われた事件で、私は「恒貞廃太子事件」と言っている。また、貞観津波は「9世紀日本海溝大津波」。東日本大震災と同じ形の津波で、約600年で繰り返すと地震学は早くから警告していた。これらは9世紀の話だが、現代も同じことだ。


元号法は、元号を政令で定めると規定しているだけ。行政が元号の使用を強制している実態はおかしい。元号法は、撤廃してほしいと考えている。


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