日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者は、フランスのテレビ局が4日に放映した再逮捕直前のインタビューで、「日本人は外国からどう言われるかをとても気にする」として、公平な裁判や自身の人権が保障されるよう「仏政府に訴えた」と明かした。ただ、仏メディアもゴーン前会長の疑惑を頻繁に報じ始め、仏政府は少しずつ距離を置き始めている模様だ。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
東京の弁護士事務所からインターネットを使って行われた約20分のインタビューは、仏テレビ局LCIが放映。ゴーン前会長はまくしたてるように、「昨年11月の逮捕以来、私への新たなうわさや非難が生まれなかった日はない。(そうした動きは)日産の内部の数人の人間が発端になっている」などと語り、日産の「陰謀」を強調した。
自らへの批判が公平な裁判を妨…