沖縄戦に巻き込まれる10年前の1935年、朝日新聞記者が沖縄で撮影した写真を展示する「よみがえる沖縄1935」(立命館大学国際平和ミュージアム、朝日新聞社、沖縄タイムス社主催)が13日、京都市北区の同ミュージアムで始まった。6月29日まで。 写真は、大阪朝日新聞(当時)の記者とカメラマンが、沖縄の漁業や製糖、風習などを取材した際に撮影した。約80年後に朝日新聞大阪本社で277コマが見つかり、うち約100点を展示。一部は人工知能(AI)と地元の人の記憶でカラー化した。 子どもを連れて訪れた同市北区の会社員松本晃輔さん(40)は「活動的な写真が多く、生命に満ちあふれている」。大阪市北区の会社員堀毛雄一さん(39)は「戦前の沖縄にこんなにも豊かな暮らしがあったことは知らなかったので、興味深いです」と話していた。 今月27日午後1時からは、同ミュージアムで座談会とギャラリートーク「ネガ発見秘話と記者たちの思い」がある。 |
1935年の沖縄、カラー化でよみがえる 京都で写真展
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