東京都荒川区で3月、社交ダンスのイベントで体調不良を訴えた7人の尿から大麻の成分が検出された事件で、警視庁は28日までに、大麻製品のチョコレートを会場に持ち込んだとして、イベントに参加した70代の男性を大麻取締法違反(所持)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、男性は3月10日、荒川区東日暮里5丁目の区営施設で、大麻の成分入りのチョコレートを所持した疑いなどがある。大麻が合法である米・コロラド州の製品で、男性は「米国でもらい、疲れたときに食べてもらおうと思った」と説明。大麻製品とは知らずにイベント会場に差し入れたという。