長崎空港が拠点の航空会社オリエンタルエアブリッジ(ORC)の同じ機体で27日、機器の不具合が相次ぎ、3回にわたって目的地を変更したり引き返したりした。国土交通省は、整備が適切だったか確認するようORCを口頭指導した。
国交省によると、27日午後1時ごろ、福岡発福江行き(ボンバルディアDHC―8―201)の便が離陸した直後に電波高度計の不具合が見つかり、長崎空港に着陸した。
機器を交換し、午後4時前に壱岐空港に向け出発したが、地上への異常接近を知らせる装置に不具合があり引き返した。装置を取り換えて出発したが、同様の不具合で再び引き返し、欠航したという。
この影響で計3便が欠航。その後に機体の安全確認ができたとして、28日は通常運航しているという。(贄川俊)