大阪市で来月28、29日にある主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)のメイン会場となる国際展示場「インテックス大阪」(住之江区)付近で、外務省が設置した金属製フェンスが倒れ、近くにいた女性が頭などにけがをしていたことがわかった。28日午前にあった住民説明会で外務省の担当者が「あってはならない事故があった。おわび申し上げます」と謝罪した。
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住之江署や大阪市消防局などによると、26日午後3時半ごろ、インテックス大阪周辺の工事関係者から「作業中のフェンスが倒れて通行人の女性がけがをした」と119番通報があった。工事中に金属製フェンス(高さ約3メートル、幅約50センチ、重さ約20キロ)が倒れ、歩道を通行していた60代女性に接触し、軽傷を負ったという。周辺では、G20を前に警備態勢を強化するため、外務省がフェンスの設置工事を進めていた。