安倍晋三首相とトランプ米大統領との首脳会談について、日米両政府が28日午前に大阪市で行うよう調整していることがわかった。複数の日本政府関係者が明らかにした。トランプ氏は28~29日に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するために来日。イラン情勢や日米貿易交渉、北朝鮮問題などについて議論する。
日米首脳会談は4月のワシントン、5月の東京に続き、異例の3カ月連続になる。中東のホルムズ海峡付近で起きたタンカー攻撃事件では、米国がイランの関与を断定しているが、日本はイランの関与を認定していない。首相はイラン訪問の結果を説明し、今後の対応も協議する。
日本政府はロシアのプーチン大統領、中国の習近平(シーチンピン)国家主席らとの会談も調整している。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との会談は見送られるとの見方が強まっている。(清宮涼)