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かつての「戦犯」自民入り 「二大政党の夢、もう限界」

通常国会が閉幕した6月26日の東京。首相官邸と並ぶ「権力の館」に、野党議員が吸い込まれていく。


自民党本部4階の幹事長室には、二階俊博幹事長ら党幹部がずらりと並ぶ。その前でかしこまっていたのは、東京西部を地盤に、民主党政権で防衛副大臣を務めた長島昭久衆院議員だ。


自民党東京都連会長の鴨下一郎・元環境相が「都連として長島氏の入党を推挙したい」と述べると、長島氏は「党勢拡大に尽力したい」。胸ポケットに忍ばせていた自分と妻の「新規入党申込書」と、2人分の党費8千円を差し出した。


2017年7月の東京都議選で小池百合子都知事側について自民党を大敗させ、同年10月の衆院選では小池氏らと希望の党を結党して安倍政権を脅かした長島氏は、自民党にとっての「戦犯」(都連幹部)とも言える。二階氏は「こういう人を温かく迎える自民党でなければダメだ」と述べ、入党申込書の紹介者欄に自らサイン。手土産の高級ウイスキー「山崎12年」を長島氏に持たせた。


約15分の面談を終えた長島氏…


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