大阪府警は29日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議があった28日午後、煙が出る不審な球状の発煙物4個が大阪市内の2カ所で相次いで見つかったと発表した。周囲に煙が上がったが、混乱はなかった。
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警備部によると、28日午後2時25分ごろ、大阪市住之江区のG20のメイン会場「インテックス大阪」から西へ約600メートルの路上で、30~40歳ぐらいの男が直径2センチの発煙物3個を置いて立ち去った。同日午後8時ごろには、同市北区中之島2丁目の土佐堀川の北岸付近で、警戒中の群馬県警の男性巡査が煙が上がっているのを見つけ、周囲を調べたところ、川沿いのベンチの下に直径2センチの発煙物1個を発見した。いずれも同じ大きさで導火線に火をつけて煙を発生させる形状も共通していることから、府警は関連を調べている。