カネボウ化粧品が1日、メイクブランド「CHICCA(キッカ)」の販売を終了すると発表した。ツイッターには「ショックすぎる」「寂しいなぁ」「いやああああ」など、愛用者たちの悲しむ声があふれた。メイク愛好家の一人は、「人気作家がペンを置くようなもので、一つの思想がなくなることを意味する。メイク好きの間では大ニュースだ」と話す。なぜこれほど熱烈に愛されたのか。
キッカの販売開始は2008年3月。もともとある肌の色みや骨格を隠すのではなく、個性を生かしてきれいにすることをコンセプトに、アイシャドーや口紅、ファンデーションなどを販売する。発売当初からブランドクリエーターを務めてきたメイクアップアーティストの吉川康雄氏が今年3月末で退任し、ブランドの終了を予見するファンもいた。
花王グループ傘下のカネボウ化…