自転車で女性をはねて重傷を負わせたのに現場から立ち去ったとして、愛知県警は、同県常滑市森西町2丁目、会社員松谷優樹容疑者(34)を道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、4日発表した。「出勤途中に人にぶつかった」と容疑を認めているという。
常滑署によると、松谷容疑者は3日午前5時45分ごろ、同市保示町3丁目の交差点で自転車に乗っていたところ、横断歩道を渡ろうとした市内の女性(82)に衝突。左肋骨(ろっこつ)が折れるなどの重傷を負わせたのに、女性を助けずにそのまま逃走した疑いがある。
現場は片側1車線の道路と、センターラインのない道路が交わる信号のない十字路交差点。近くに防犯カメラがあり、事故の様子が記録されていた。署員が同日夕、特徴がよく似た白色の自転車に乗った松谷容疑者を発見。事情を聴いたところ、容疑を認めたという。