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南九州に降った大雨。土砂崩れで住宅が倒壊し、女性が死亡した鹿児島県曽於(そお)市大隅町の現場は、山間部に住宅が点在する集落の一角。住宅裏の斜面が高さ20メートル、幅20メートルほどにわたって崩れた。 九州の豪雨、196万人超に避難指示・勧告 けが人も この斜面を含む集落一帯は、土砂崩れなどの危険がある「土砂災害警戒区域」などに設定されていない。地域にとって「危ない場所」という認識は薄く、自治会長の男性(59)も「近くの集会所が避難所になっていたが、(3日夜は)地元の人はほとんど避難していなかった」という。 一方、曽於市大隅町では、3日の24時間降水量が421ミリに達した。一日だけで7月の1カ月分を超える雨量を観測したのは、県内で少なくとも6地点。同町はその一つだった。市は3日午前10時に「避難勧告」を市内全域に発令。ただ、より強く警戒を促す「避難指示(緊急)」は出さなかった。 市の担当者は「相当迷ったが、… |
異例の豪雨でも出なかった避難指示「慣れがあったかも」
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