中国移動香港有限公司は3月31日、同社が構築に取り組んできた5Gネットワークが4月1日未明に香港全域で稼働開始し、各業界に高品質ネットワーク体験をもたらすと発表した。新華社が伝えた。
同社は3月31日に中環旗艦店で、VR技術、8K解像度により始動式のライブ配信とデモンストレーションを行った。テストによると、同日の5Gネットワークの遅延は10ms以下で、下り速度は1Gbps以上、上り速度は130Mbps以上となった。一方で、2012年に香港で提供開始された4G LTEモバイルデータサービスは当時、最高下り速度が100Mbps、最高上り速度が35Mbpsだった。
同社会長兼最高経営責任者(CEO)の李帆風氏は「これらのデータは、中国移動香港の5Gネットワークがユーザーの需要をより良く満たせるということを証明した。一般ユーザーの使用習慣の変化、ビジネスユーザーによるIoTの普及により、上り速度の需要が絶えず増加している」と述べた。
第1段階の5Gネットワークのカバー範囲は香港全域の各区で、うち中西区、湾仔、銅鑼湾の屋外のカバー率が90%以上にのぼる。5Gカバーはさらに香港の各主流インフラ、ランドマーク、ショッピングモールに拡大する。これには香港国際空港、香港エキシビジョンセンター、海港城などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月3日