今月1日から5日にかけてのメーデー5連休中、中国全土の宅配の引受件数と配達件数がいずれも前年同期比で約4割増となった。国家郵政局郵政業安全監督管理情報システムの統計によると、5連休中、中国全土の郵政業界が引き受けた宅配荷物の数は前年同期比41.8％増の11億200万件だった。また、配達した宅配荷物の数は前年同期比38.93％増の10億3800万件だった。中国新聞網が報じた。

山西省太原市で宅配荷物のピッキング作業をする作業員。

5連休中、郵政業界は高いレベルでの成長の勢いを保っており、1月に落ち込んだ宅配取扱件数の増加率は2月にプラスに転じ、現在は30％以上増の勢いを保って急増中だ。国家郵政局の関連の責任者によると、商務、郵政などの関連当局が共同で、インターネット通販の販促イベント「双品網購節」を開催し、宅配取扱件数の回復を大きく促進した。また、消費者の信頼感が高まっている影響で、食品や日用品、3C（コンピュータ・通信機器・家電）製品などの商品のオンライン販売が激増。中小企業の企業活動再開、操業再開を力強くバックアップしている。また、農産品のオンライン販売も急増のペースを保っており、湖北省潜江市のザリガニ、広西壮（チワン）族自治区武鳴区の沃柑（Fertile orange）、海南省のマンゴーなど、各地の特産物が宅配便で中国全土に配送され、需要と供給の両方が勢いを増す良い循環を形成している。（編集KN）

「人民網日本語版」2020年5月7日