北京市海淀区初の自動運転車専用スマート駐車場の建設が、中関村エコパークで始まった。6月末に完成し使用開始される。これにより、海淀区北部の100平方キロメートル自動運転モデルエリアのテスト環境、シーン構築が整備される。北京日報が伝えた。
この駐車場の計画中の総面積は3300平方メートルで、事務エリア、駐車エリア、洗車エリアの3大主要機能エリアに分かれる。事務エリアは臨時の事務、スタッフの休憩、現場小型会議室、物流配送ステーションなどの各種機能を一体化させている。駐車エリアは自動運転大型バス2台分、自動運転乗用車16台分、低速物流車1800平方メートルの駐車スペースを建設する。複数種類の自動車メーカーの駐車、充電の需要を同時に満たせる。洗車エリアは主に洗車、清掃車の給水などの需要を満たす。その他にも給湯室、物置などの関連施設を建設する。
駐車エリアには、10のソーラーカーポート、1台のエネルギー貯蔵装置、7つの交流・直流充電スポット、関連する照明、全方位監視カメラ、駐車場車両識別システムなどが含まれる環境に優しく低燃費で節約型のクリーンエネルギー充電システムが建設される。駐車場内の監視カメラはすべてエコパーク自動運転応用シーンモデルエリアクラウド制御プラットフォームとリンクする。EUHT-5G周波帯の4K・8K設備によるリアルタイム画面伝送により、駐車場内の画面を提供する。
スマート駐車場は現在建設中で、6月末に使用開始される。北京汽車、東風汽車、アウディ、小馬智行などの自動運転企業が駐車場を使用する。また駐車場は年内に、禾多科技の自動駐車、ワイヤレス充電など多くの新技術と応用シーンを導入する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月11日