英紙「ガーディアン」の報道によると、アフリカ南部のボツワナで最近、大量のゾウが謎の死を遂げているのが見つかった。環球網が報じた。
報道によると、今年5月初めに、ボツワナ北部のオカヴァンゴ・デルタでゾウの死体が発見された。原因は不明で、その後も、死んでいるゾウが続々と発見され、ここ2ヶ月の間にすでに350頭を超えた。性別や年齢にかかわらずさまざまなゾウが死んでおり、ほとんどが水源地近くで死んでいた。突然地面に倒れて死んでいたゾウもいれば、同じ場所をグルグル周り、ゆっくりと死んでしまったゾウもいた。
現時点で、研究者はゾウの死因を特定することはできていない。特定のウイルスに感染したり毒が原因で死んだのではと見る声のほか、同じ場所をぐるぐる回るゾウの姿も目撃されていることから、神経系を攻撃されている可能性があるとみている専門家もいる。そして、これが人間にも感染する病気だという可能性を捨て去ることはできないため、すぐに死因を特定できなければ、甚大な被害につながる可能性もあると警鐘を鳴らしている。環境保護主義者は、現地の政府に、死んだゾウの象牙を守るために人を派遣するようにと求めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月6日