11月初め、空母「遼寧」上で訓練を行う初の「直接育成モデル」艦載機パイロット(撮影:楊皓)
今回、空母艦載戦闘機パイロットとしての資格を認定されたのは、高校から募集・採用して直接育成したパイロット訓練生の第1期生出身であり、平均年齢は20歳台だ。中国海軍による艦載機パイロットの「転属モデル」ではない「直接育成モデル」の模索・検証の試みにおける初の成功であり、空母体系作戦能力の整備にとって重大な意義を持つ。中国新聞網が伝えた。
パイロットらは中国海軍の某艦載機試験訓練基地で行われた資格認定式で資格認定証を授与された。「艦載機パイロット人材育成の『転属モデル』から『直接育成モデル』への転換の順調な実現は、人材育成の取り組み全体にとって非常に重要だ」と、今回の訓練・認定任務を担当した基地の指導者・孫宝嵩氏は語る。
中国海軍某訓練連隊の王勇連隊長は「今回の認定状況を見ると、『直接育成ルート』では人材育成の期間が短縮されるとともに、訓練の質と効率も高まり、空母艦載機パイロット人材の育成にとって効果的な模索が行われた」と語る。
中国海軍初の「直接育成モデル」による艦載戦闘機パイロットの資格認定によって、1回での認定人数が最も多く、平均年齢が最も若く、飛行時間が最も短く、認定までに要した期間が最も短いという歴史的ブレイクスルーを遂げ、中国海軍艦載戦闘機のパイロット育成に新たなページが開かれ、艦載戦闘機パイロット育成の「急行車線」入りが促進された。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月10日