スティルウェル米国務次官補による最近の台湾地区に関する発言について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日の定例記者会見で「台湾地区問題において米側が遵守すべきは『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定であり、いわゆる『台湾関係法』や『6つの保証』ではない。中国側は米側に対して、誤った危険な道を突き進むのを止めるよう促す」と述べた。
華報道官は「世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国の領土の不可分の一部だ。『一つの中国』原則は中米が外交関係を樹立し、発展させるうえでの政治的な基礎であり、根本的な前提条件だ。米国が当時一方的に制定したいわゆる『台湾関係法』及び米側のいわゆる対台湾『6つの保証』は『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定に深刻に違反し、国際関係の基本準則に深刻に違反し、中国の内政に粗暴に干渉し、完全に誤った不法で無効なものであり、中国政府は当初から断固反対してきた。米側が遵守すべきは『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定であり、『台湾関係法』や『6つの保証』などではない」と指摘。
「台湾地区問題は中国の主権及び領土的一体性に関わり、中国の核心的利益に関わる。いかなる者であれ、国家の主権及び領土的一体性を守る中国側の断固たる決意と意思を見くびってはならない。我々は米側に対して、『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、台湾地区との実質的関係の格上げを止め、台湾地区とのいかなる形の公的往来も止め、誤った危険な道を突き進むのを止めるよう促す」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月2日