王毅国務委員兼外交部長(外相)は22日、中米関係に関するフォーラムの開幕式でスピーチを行った。中国新聞網が伝えた。
王部長は、「和すれば共に利し、争えば共に傷つく。これは中米国交樹立以来の歴史と実践が繰り返し証明してきた真理だ。次々に生じる地域の焦点となる問題やグローバルな試練を前に、中米の協力を必要とする分野は減るのではなく、増えている。そして協力できる余地は狭まるのではなく、広がっている。双方は両国及び世界に寄与する大きな事を成し遂げる能力を以前よりも備えている」と指摘。
さらに、「現在の情勢の下、双方は容易な事から着手して難しい事へと進み、積極的に連動し、善意を積み重ねることができる。中国は米国企業が中国で一層の成功を収めることを歓迎しており、引き続き有力な措置を講じて中国のビジネス環境を改善する。これと同時に、米側が早期に政策を調整し、中国製品に対する不合理な追加関税を放棄し、中国の企業や科学研究・教育機関に対する様々な一方的制裁を放棄し、中国の科学技術の進歩に対する不当な抑圧を放棄して、両国協力に必要な環境を整えることを望む。新型コロナ感染症との闘い、気候変動対策、世界経済の回復促進が現在国際社会にとって最も差し迫った課題だ。責任ある大国として、中国はこの3つの分野で米国と政策を調整し、協力を強化し、手を携えて世界に積極的な貢献をすることを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月22日