ポンペオ米国務長官が香港警察による反対派の逮捕を強く非難する発言をしたことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は3日の定例記者会見で「中国は法治国家であり、中国の香港特区は法治社会であり、法に従わねばならず、違法行為は法による追及と制裁を受けなければならない。香港特区政府の関係当局は法に基づいて職責を全うしたのであり、中傷し、イメージを損なうことは許されない」と述べた。
「香港地区の祖国復帰以来、中国政府は中国憲法と香港特区基本法に基づき香港地区を統治し、『一国二制度』、『香港人による香港統治』及び高度の自治の方針はしっかりと貫徹実行され、香港地区の住民が有する合法的な諸権利・自由は法に基づき十分に保障されてきた。これは否定を許されぬ客観的事実だ」と述べた。
汪報道官はさらに「香港地区は中国の特別行政区であり、香港地区の事は完全に中国の内政だ。『一国二制度』を破壊し、香港地区の繁栄と安定を破壊するいかなる思い上がった企ても、必ずや無数の香港同胞を含む全中国人民の断固たる反対に遭い、香港地区の事と中国の内政に干渉するいかなる企ても思い通りにはならない。我々は米側に対して、直ちに香港地区の事への干渉、特区の司法への干渉を止め、いかなる手段による中国への内政干渉も止めるよう促す」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月4日