中共中央、国務院、中央軍事委員会は3日午後、人民大会堂で中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利75周年記念座談会を開催した。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は座談会に出席し、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は「中国人民は抗日戦争の雄大な過程において偉大な抗日戦争精神を育み、『国家興亡の責任は庶民一人一人にある』という愛国の思い、『死は家に帰るようなものであり、たとえ死んでも屈服はしない』という民族の気骨、『強暴な勢力を恐れず、あくまで決死の戦いを挑む』という英雄の気概、『不撓不屈、堅忍不抜』という必勝の信念を世界にはっきりと示した。偉大な抗日戦争精神は中国人民にとって非常に大切な精神的財産であり、あらゆる艱難険阻を克服して中華民族の偉大な復興の実現のために奮闘するよう中国人民を永遠に勇気づけていく」と強調。
「中国と日本は隣国だ。中日の長期的な平和友好関係の維持は両国民の根本的利益にかない、アジアと世界の平和・安定維持という必要性に合致する。日本軍国主義による侵略の歴史を正しく受け止め、深く反省することは、中日関係の構築と発展における重要な政治的基礎だ。我々が中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争の勝利を記念するのは、歴史を鑑として未来へ向かい、共に平和を大切にし、平和を維持して、中日両国民が世々代々友好関係にあり、世界各国の人々が平和と安寧をいつまでも享受できるようにするためだ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月4日