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中ロが割安な水素燃料電池を共同開発

中国とロシアの研究者は割安な水素燃料電池の製造に用いる新材料を研究開発中だ。従来の電池と異なり、この水素燃料電池はより効果的で環境に優しく、使用中に周辺環境に水か水蒸気しか排出しない。科技日報が伝えた。


サマーラ国立大学物理化学・クロマトグラフィー学部のプロジェクト責任者であるアンジェラ・ブラーノヴァ氏は「水素燃料電源は現在、航空機や宇宙機器、工業生産で使用されている。水素エネルギー源は効率が高く、環境に優しい。これはプラチナを触媒に使っているからだ。プラチナは最良の触媒で、酸素を回復できる。我々は2−4ナノメートルの細孔径材料に触媒担体を作ることを考えている。合成の過程において、これらの化合物担体には活性化性能を改善する窒素、ランタン、ジスプロシウム、テルビウムといった割安な元素が混じる。同研究プロジェクトの期間は3年で、ロシア基礎研究ファンドはBRICSの枠組み内で毎年500万ルーブル(約690万円)の研究費を提供する」と述べた。


中国からは北京化工大学の科学研究者が、ロシアからはサマーラ国立大学の科学研究者が研究開発に参加している。中国の科学研究者はプロジェクトの理論計算を担当し、一連の実験を行い、燃料電池向けの陰イオン交換膜を製造する。ロシアの科学研究者は、高性能非プラチナ触媒の開発と、その性能のテストに専念する。(編集YF)


「人民網日本語版」2020年9月9日


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