中国月探査・宇宙事業センターの微信(WeChat)公式アカウント「中国探月工程」が21日に投稿した情報によると、中国初の火星探査任務の飛行制御チームの操作を受け、「天問1号」探査機の4台のエンジンが同時に点火し20秒稼働して、2回目となる軌道上での途中修正を無事完了させた。また軌道上で120Nエンジンの実際の性能が検証された。中国新聞網が伝えた。
天問1号は現在まで軌道上を60日飛行しており、地球から約1900万キロメートル離れた距離を飛行している。その飛行距離は約1億6000万キロメートル。探査機の各システムのコンディションは良好で、地上測量・制御通信の各センター及びステーションを正常に追跡している。
途中修正とは、探査機の飛行中の各種原因による軌道からのズレを修正し、探査機がより理論上の軌道に近づき飛行できるようにすることだ。天問1号の軌道への打ち上げ、1回目の途中修正の精度が高かったため、今回の修正幅は小さかった。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月21日