中国国家航天局によると、中国初の火星探査任務を遂行する火星探査機「天問1号」は今月17日未明まで、軌道上を116日飛行している。飛行距離は3億キロメートルを突破し、地球から約6380万キロメートル離れている。探査機は姿勢が安定しており、エネルギーのバランスが取れている。一部のサブシステムは自動点検を完了し、各システムが正常に稼働している。新華社が伝えた。
軌道上を飛行中、天問1号はすでに3回の途中修正と1回の深宇宙機動などの飛行制御活動を完了している。天問1号の着陸機と火星ローバーの複数のサブシステムが今月のはじめに初の軌道上自動点検を完了しており、結果は正常だった。
天問1号は来年2月に火星に到達し、火星の重力を受け、同年5月に時期を見計らい下降軌道を取る。着陸機と周回機が切り離され、火星表面に軟着陸する。火星ローバーは着陸プラットフォームを離れ、巡回探査などの活動を展開する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月17日