湖北省武漢市は29日、新型コロナウイルス対策の常態化をめぐる記者会見を開いた。新華社が報じた。
武漢市衛生健康委員会の鄭雲副委員長によると、武漢市では発熱専門外来62ヶ所が「ネットワーク化」されており、発熱専門外来が「歩哨所」の役割を果たしていく。また、各薬局で風邪薬や咳止め、熱冷ましなどを販売する場合は、購入者の情報を登録して、届出が必要になる。
海外からの新型コロナウイルス侵入防止作業を常態化させることが、対策において非常に重要になっている。武漢は渡航者に対して、全プロセスのクローズド・ループ管理を実施している。10月28日の時点で、空港で専門グループが対応した国外からの渡航者は延べ1万8004人、中国国内の重点地域から武漢に到着した旅客は延べ1万6426人となっている。
7月30日以来、武漢市では冷凍水産品の生産、経営、運輸関連の場所で働いている関係者1万1371人を対象にPCR検査を実施。結果は全員「陰性」だった。また、冷凍庫2258ヶ所で保存されている冷凍水産品2万9439個(ロット)、冷凍肉7万6655個(ロット)、環境サンプル18万7966個(ロット)に対してもPCR検査を実施し、結果はいずれも「陰性」だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月30日