スプートニク(電子版)報道記事のスクリーンショット
湖北省武漢市にある武漢ウイルス研究所を3日に訪れた世界保健機関(WHO)の調査団は、同所に約4時間にわたり滞在し、研究所内にある「武漢P4実験室」も訪問した。ロシアメディア・ スプートニクの報道によると、調査団の一員でサンクトペテルブルグ・パスツール研究所副所長を務める感染症学が専門のVladimir Dedkov博士は、「P4実験室」を訪問後、ここから新型コロナウイルスが流出したという疑惑について、「実験室の設備・機材は極めて優れており、ここからウイルスが流出した可能性は考え難い」とコメントした。
また、スプートニクによると、Dedkov博士は、武漢の海鮮市場について、「新型コロナウイルスの発生源は別の場所にある可能性は高いものの、武漢華南海鮮市場にウイルスが拡大しやすい条件が存在していたことは確かだ」としている。
新型コロナウィルスの発生源を調べる目的で、WHOは専門家チームで組織された調査団を武漢に派遣し、現場の調査研究を実施した。調査団は、それまでは幾度となくウイルス発生源と臆測され、誤解されてきた武漢P4実験室に対し、「WHO調査団は武漢ウイルス研究所の安全性について太鼓判を押す」と自信に満ちた肯定的な評価をした。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年2月5日