宅配便をより速く届けるため、中国郵政グループは保有する飛行機33機をフル出動させ、複数の臨時チャーター便も増やして、全国重点都市間の「直送」サービス、週7日24時間対応の配達サービスを確保した。
国家郵政局のモニタリングデータによると、今月1日から11日までの11日間に、全国の郵便・宅配便企業が取り扱った宅配便は39億6500万個に上った。11日当日は6億7500万個に上り、前年同期比26.16%増加して、再び過去最高を更新したという。
予測では、「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間(11月11-16日)の取扱量は29億7千万個で同約28%増加し、1日あたりの平均は4億9千万個に達して普段のほぼ倍になった。
郵便・宅配業は今年の「ダブル11」の繁忙期に、天候の変化などのマイナス要因を克服するだけでなく、新型コロナウイルス感染症対策という重大な挑戦にも直面する。そこで同局は繁忙期のサービスがスタートする前に、業界全体に対し、予防対策の着実な実施や地域・レベル別対策の実行など常態化した感染症対策を全面的にしっかり行う姿勢を堅持するよう求めた。同時に、一部の国で感染症が深刻な状況になっていることを踏まえ、国際宅配便の国際交換局や中継ステーションに対するモニタリングを強化すること、国際宅配便を重点的に消毒すること、コールドチェーン輸送サービスの各プロセス、病院、ホテルなどでの集配サービスに対する管理コントロールを強化することも求めた。また一部の地域での感染症の散発的な流行の可能性に対し、予防マニュアルをあらかじめ制定するよう求めた。(編集KS)