趙海峰さん(40)と楊芬艷さん(43)は、山西省運城市で宅配便配達員として働く夫婦。障碍者の二人は長年、互いに相手の手となり足となり、「宅配便配達の道」を肩を並べて歩んでいる。
趙さんは3歳の時に、電気事故で両腕を失った。一方、妻の楊さんは、両足が不自由だ。この7年間、趙さんが電動バイクを運転し、荷物を運び、楊さんが電話をかけたり、書類への書き込みをしたりして、力を合わせて宅配便配達員として働いている。
二人は不幸な境遇やつらさを悲観視するのではなく、ただ、黙々と、一生懸命に生活と向き合っている。
二人には中学3年生になる愛娘もおり、「二人で毎日、頑張って1つでも多く荷物を運び、一生懸命お金を稼いでいる。娘には大学に行ってほしいから。娘が高校に入学したら、宅配便の営業所も開いて、もっとお金を稼ぎたい」と話す。
常に前向きに努力し続ける趙さん夫婦に感動した多くのネットユーザーから、「一生懸命生活している人は皆、尊敬に値する」といったコメントが寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月9日