浙江寧波旭昇汽車技術股フン有限公司(フンはにんべんに分)の太陽光発電・蓄電一体ステーションが4日、帯電に成功した。国網(寧波)総合エネルギー公司、国網寧波市北侖区給電公司のスタッフが現場検収を行った。これは浙江省初のユーザー側MW級太陽光発電・蓄電一体ステーションの完成と稼働開始を意味する。中国新聞網が伝えた。
この太陽光発電・蓄電一体ステーションは浙江省初の太陽光発電・蓄電+スマートエネルギー管理のグリーン工場モデルプロジェクトだ。太陽光発電・蓄電協同とエネルギー効率分析により、工場内の電力消費をスマートに最適化でき、エネルギー利用効率を高め、エネルギー使用コストを引き下げ、旭昇工場のクリーンエネルギーの利用率を上げる。
同プロジェクトは2290千峰瓦屋根太陽光発電システム、1000kW・1000kWh室内リン酸鉄リチウムイオン電池蓄電システム、蓄電エネルギー管理システム、エネルギー効率分析システム、スマートエネルギー管理プラットフォームからなる。オフピークと穴埋めにより工場の生産に向けた給電の圧力を和らげるだけでなく、給電の信頼性を高めることで、工場の生産により安定した給電環境も提供する。
「次世代」電力網設備である太陽光発電・蓄電は、大容量のモバイルバッテリーのようなものだ。電力使用の少ない時間にフル充電し、ピーク時には発電電源として送電する。電力の不足を効果的に補い、現地ユーザーの生産・生活用電力を最大限に保障する。電力消費量の急増と電力網の質の高い発展がもたらす電力の需給の問題点を解消するため、グリーンで環境にやさしいソリューションを提供している。
この新しい総合エネルギープロジェクトは電力系統に接続すれば、冬と夏にオフピーク・穴埋めと予備電力確保の役割を担う。稼働開始後、クリーンエネルギーを毎年227万kWh生産する。これは標準石炭約907トン、CO2排出量約2260トンの削減効果に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月16日