世界の情報分析と科学技術・医学学術出版社であるエルゼビアは18日の記者会見で、「科学研究の力で国連の持続可能な開発目標の実現を推進」と題した報告書を発表し、世界の持続可能な開発目標に関する取り組みへの注目度を高めようとしている。科技日報が伝えた。
報告書によると、持続可能な開発目標の統計可能な16分野のうち、中国の15分野の関連科学研究論文数が世界トップ10に入った。うち5分野で世界一となった。
◆過去5年の世界の関連科学研究論文は410万本
2015年に打ち出された国連の持続可能な開発目標は、2030年に世界の持続可能でより公平な未来を実現する壮大な目標を立てた。
これらの持続可能な開発目標には、貧困ゼロ、飢餓ゼロ、良好な健康と福祉、良質な教育、ジェンダーフリー、清潔な飲用水と衛生施設、経済的なクリーンエネルギーなどの17の部分が含まれる。
報告書によると、2015−19年の持続可能な開発目標と関連する科学研究論文数は、410万本という驚異的な数値になっている。米国、中国、英国は持続可能な開発目標の7分野の関連論文数で世界トップ3入りしている。
◆中国の科学研究論文数が5分野で世界一
報告書によると、中国が2015−19年に発表した持続可能な開発目標と関連する論文は69万本以上だった。うち最も数の多かった3分野は、良好な健康と福祉、経済的なクリーンエネルギー、持続可能な都市とコミュニティ。
言及すべきなのは、中国の科学研究論文数が世界一だった5分野には、清潔な飲用水と衛生施設、経済的なクリーンエネルギー、産業・イノベーション・インフラ、持続可能な都市とコミュニティ、責任ある消費と生産が含まれるということだ。
全体的に見ると、統計・分析対象となった16の持続可能な開発目標のうち、中国の科学研究論文数はジェンダーフリーを除く15分野で世界トップ10入りした。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月19日