7年間の建設期間を経て、山西省で初めての地下鉄である太原市軌道交通2号線(地下鉄2号線)第一期プロジェクトが、いよいよ年末に運営を開始することになる。地元政府は10日、その規定運賃を発表した。乗車距離5キロまでの初乗り運賃は2元(約32円)で、乗車距離5キロ以上は距離に応じて運賃が上乗せされ、運賃の上限は設けられていない。2号線第一期プロジェクトの運賃は最高で6元となる。中国新聞網が報じた。
太原市発展改革委員会(発改委)の何愛萍主任は、「地下鉄乗車カードの金額は、普通切符より1割安く設定されている。65歳以上の高齢者や退役軍人、烈士の遺族など優待の対象となる人々および障がい者は、有効な身分証により運賃が無料となる。大人1人につき同伴の身長130センチメートル未満の子供1人が無料、子供2人目以降は、子供1人につき半額運賃が適用される。太原市内の学校に就学し、学生証を所持する学生および身長130センチメートル以上の就学前児童も、半額運賃の対象となる」と紹介した。
また、市発改委の王暁東副主任は、「国内の地下鉄乗車券業務支出は、都市部住民の可処分所得の約5.06%を占めている。このうち、石家荘、貴陽、南昌、蘭州と同類型の都市では、この割合は4.46%。太原市の場合、この割合は4.27%だ」と説明した。
地下鉄2号線第一期プロジェクトは、全長23.647キロメートルで、すべて地下を走行する。合計23駅が設置されるが、運営を開始当初は西橋駅―突草坪駅区間のみの運営となり、利用できる駅の数は22駅となる。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年12月11日