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王偉挺さんが一括りにした古新聞に人物を彫った作品(写真著作権はCFP視覚中国が所有のため転載禁止)。 |
浙江省金華市在住の「80後(1980年代生まれ)」の王偉挺さんは、あるショート動画配信プラットフォームで、さまざまな食材を使い、「彫れないものはない」ことを証明している。柔らかな豆腐に俳優の王一博(ワン・イーボー)や李現(リー・シエン)を、リンゴに女優の迪麗熱巴(ディリラバ)などの有名スターを彫った動画が一気に話題となり、フォロワー数は100万人以上に、延べ1600万人以上から「いいね!」が寄せられている。
伝統的な手工芸職人と異なり、王さんの作品には、さまざまな最新流行のエッセンスが盛り込まれている。彼は、「今の時代、目新しいものやユニークなものに興味を示す人がほとんど。だから材料やどんな物を彫るかという点で斬新さを追求している」と話す。ユニークな思考の持ち主であるだけでなく、観察力と創造力に優れている王さんにとって、あらゆるものが彫刻の対象となる。古新聞から、使わなくなった段ボール、口紅、石鹸にサツマイモ、ダイコンなど人々の身近にあるあらゆるものからインスピレーションを得て、王さんの手で作品に生まれ変わる。
王さんは、自分のショート動画を通じて、彫刻の楽しみを人々に届けたいとしており、今後は、より長く保存することができ、郷愁を抱けるような作品を作ることで、彫刻という手工芸の価値をより高めていきたいとしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年1月26日