外交部(外務省)の華春瑩報道官は21日の定例記者会見で、将来の中米関係の発展に言及した際、「中米両国及び国際社会の多くの識者は、中米関係が1日も早く正常な軌道に戻ることを期待している。双方は勇気を出し、知恵を示し、互いに耳を傾け、正視し、尊重し、対話と協力を行う必要がある。これは中国と米国が二つの大国として果たすべき責任であり、国際社会もそれを期待している」と述べた。
華報道官は、「我々はバイデン大統領が就任を宣誓したことに祝意を表する。バイデン大統領は就任演説で、『団結』という言葉を繰り返し強調した。これはまさに現在の中米関係にとって必要な事だ。中米両国及び国際社会の多くの識者は、中米関係が1日も早く正常な軌道に戻り、現在世界が直面している重大で差し迫った試練を手を携えて解決するために、しかるべき貢献を果たすことを期待している」と指摘。
また華報道官は、「中米両国は社会制度や発展段階、歴史と文化が異なるため、いくつか意見の相違が存在するが、これは正常な事だ。バイデン大統領は就任演説で、民主主義は違いを認めるべきであって、意見の相違が分断につながってはならないと述べた。これは国際関係においても体現されるべきだ。社会制度や文化的背景、そしてイデオロギーの異なる国々は、和やかに共存し、対話と協力を行い、世界の平和・安定・発展の実現のために共に努力することができるはずだ」と述べた。
華報道官はさらに、「中米双方は勇気を出し、知恵を示し、互いに耳を傾け、正視し、尊重し、対話と協力を行う必要がある。これは中国と米国が二つの大国として果たすべき責任であり、国際社会もそれを期待している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月22日