米国務省報道官は4日、「米国は新疆維吾爾(ウイグル)自治区で行われている女性に対する『組織的な強姦と性的虐待』を深く憂慮している。中国政府は、国際監視団がこうしたショッキングな告発に対して直ちに独立した調査を行うことを許可するべきだ」と言明した。またBBCは、新疆で女性に対する組織的虐待が行われていることをはっきりと示す最新の「詳細な証言」を得たと報じた。 これについて、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は4日の定例記者会見で、「最近、新疆と中国に対する虚偽情報やイメージを毀損する主張が余りにも多く聞かれる。こうした虚偽情報の背後には、同じ名前が常連のように登場していることに気づくだろう」と指摘。 汪報道官は「例えばBBCだ」として、1枚の写真を取り出し、「BBCは2020年7月17日の記事で、Zumrat Dawutという名のウイグル族の女へのインタビューを掲載した。この女性はいわゆる証言をあれこれと口にしたが、事実は、彼女が多くの嘘をでっち上げたというものだった」とした。 汪報道官は、「Zumrat Dawutは以前『再教育キャンプ』に監禁されたと言っていたが、実際には職業訓練センターで訓練を受けたことはない。彼女は子宮摘出による不妊手術を強制されたと言ったが、実際には2013年3月にウルムチ市内の産婦人科病院で第3子を出産した際、分娩同意書に署名して帝王切開と卵管結紮に同意しており、その後病院で帝王切開と卵管結紮手術を行った。不妊手術をさせられたのでは全くないし、ましてや子宮を摘出されたのではない。彼女はまた、高齢の父親が新疆当局に数回拘束され、取り調べられ、少し前に死因不明のまま死んだと主張している。だが実際には、彼女の父親はずっと子供たちと普通に生活し、取り調べられたり拘束されたりしたことはなく、2019年10月12日に心臓病で死亡した。こうした状況は彼女の3番目と5番目の兄がきちんと説明している。このZumrat Dawutという者は、すでに反中勢力による新疆をめぐる非難と意図的誇張のための演技者であり、道具となっている」とした。 また汪報道官は、「ほかにもよく登場する名前がある。Adrian Zenzだ。もうおなじみの名前だと思う」と例を挙げ、「Adrian Zenzは1983年に米国で発足した極右組織『Victims of Communism Memorial Foundation』(VOC)のメンバーだ。この人物は新疆関連の嘘をでっち上げ、中国を誹謗することに熱中しており、その発表する報告や言論は虚偽情報であることが事実によってとうに証明されている」と指摘。さらに、「Adrian Zenzは報告の中で、違法出産者を職業訓練センターに送り込む、いわゆる『カラカシュ・リスト』を捏造した。だが実際には、このリスト上の圧倒的多数はカラカシュ県の現地住民で、普通の生活を送っている。法に基づいて職業技能教育訓練を受けるのは、宗教的過激思想に惑わされ、軽微な違法犯罪行為を働いたごく一部の者だけだ」とした。 汪報道官は、「こうした事実を知った後に、新疆に関するBBCの報道やAdrian Zenzの報告を見聞きすると、皆さんの脳裏には『これは新疆に関するまた新たな嘘か?』との大きな疑問符が浮かぶことと思う」とした。(編集NA) 「人民網日本語版」2021年2月5日 |
米国務省が再び新疆のイメージを毀損 外交部「虚偽情報の出所はほぼ同じ」
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