米グーグルは8日(米国時間)、“インターネットの父”として知られるビント・サーフ氏を雇い入れると発表した。同氏は10月3日付で、「最高インターネット・エバンジェリスト」職に就任する予定。
サーフ氏は70年代、インターネットの基盤である通信プロトコル「TCP/IP」を共同開発した。今年初めには、“コンピューティング分野のノーベル賞”とされる米国計算機協会(ACM)の「チューリング賞」の04年受賞者に選ばれている。
グーグルでは、ネットワークインフラ、アーキテクチャー、システム、次世代インターネット・アプリケーションの標準などの構築に協力するという。現在、技術戦略担当副社長として勤務している米MCIは退社する。
また同氏は、インターネット・ドメイン名の監督機関ICANNの会長、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所の客員研究員もつとめており、これらも引き続き兼務する。【高森 郁哉/Infostand】
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2005年9月9日