インターネット上で覚せい剤を密売していたとして、覚せい剤取締法違反(密売など)に問われた静岡県焼津市西小川、プログラマー、落合敏久被告(31)と同、無職、千葉司被告(33)の初公判が8日、地裁沼津支部(姉川博之裁判長)であった。両被告は起訴事実を大筋で認めた。
冒頭陳述によると、落合被告は昨年4月に携帯電話のインターネットサイトなどを開設し、覚せい剤を密売していた。乾燥大麻20グラム、合成麻薬のMDMA錠81錠なども押収されており、余罪があるとみて調べている。
起訴状などでは、落合、千葉両被告は今年3月8日と同12日の2回、群馬県太田市の会社員男性(24)ら2人に覚せい剤約2・5グラムを6万5000円で販売し、沼津市内から宅配便で配達した。【鈴木英世】
2005年9月9日