【リガ(ラトビア)小坂大】サッカー日本代表のジーコ監督は5日、来年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会のベースキャンプ地に旧西ドイツの首都・ボンを第1候補に絞ったことを明らかにした。日本サッカー協会は細部を詰めてから最終決定するが、現段階で難点はなく、ボンとなる公算が高くなった。
協会は(1)各会場へのアクセスなどの利便性(2)日本代表が合宿を行うための機能(3)街の環境など--3点を考慮して、20数カ所の候補地から絞り込んだ。ジーコ監督は今回の欧州遠征を前にボンを視察した。「いつも合宿を行っている千葉県成田市のような雰囲気がある。宿泊施設や練習場のピッチの感じもいい」と評価。街の環境も「試合のけん騒もなく、落ち着いた感じだ。隔離して人間らしさを崩しても、いい結果はでない」と話した。