全国高校野球選手権大会の優勝校を当てる賭博をしたとして、警視庁保安課は14日、国土交通大学校(東京都小平市)の職員の男女16人を賭博容疑で書類送検した。
調べでは、職員らは昨年と今年の8月、1人1000円をかけ、優勝校を当てる野球賭博をした疑い。「勤務時間中にとばくをしている」との匿名の投書が警視庁に寄せられ、同課は9月に同校を家宅捜索して調べていた。職員はいずれも国土交通省の事務職員で、職場のパソコンを使いメールで参加者を募っていた。同校は国交省の職員研修所。
▽春田謙・国交省官房長のコメント 国土交通大学校の職員が、賭博の容疑で検挙されたことは極めて遺憾である。今後、刑事事件としての捜査の推移も見ながら、厳正かつ適正に対応したい。