中国教育部(省)は3月31日、2020年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)を1ヶ月延期すると発表した。ただ、湖北省や北京市は、新型コロナウイルス感染の状況を見て、地元の高考の日程に関する意見を提出し、教育部の同意を得た後に、日程を発表するとしていた。新華網が報じた。
北京市は、幅広く意見を求めたうえで、北京の実際状況と合わせて慎重に検討を重ねた結果、市党委員会と市政府の検討・認可、教育部の認可を経て、今年の中国大学統一入学試験を7月7日と8日に行うことを決定した。また、7月9日と10日には普通高校学業レベル試験が行われる。高校入試は7月17日から19日まで行われる。
また、北京市は、全体の緊急時対応レベルを調整せずに、市全域の学校において、まず高校3年生の授業を優先的に再開する。
高校3年生は4月27日(月曜日)に登校を再開し、中学3年生は5月11日(月曜日)に登校を再開する方向で準備が進められる。
小中高校の他の学年、中等職業学校、高等教育機関、幼稚園などの登校再開日はまだ決まっておらず、具体的な日程が決まり次第発表され、教師や学生、保護者にも通知される。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月13日