【ニューヨーク高橋秀明】米大リーグの今季最優秀選手(MVP)は14日、ア・リーグの投票結果が発表され、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(30)が選出された。2年ぶり2回目の受賞で、ヤンキース勢では85年のドン・マッティングリー以来20年ぶり。ロドリゲスは本塁打王(48本)に輝いたほか、リーグ2位の打率3割2分1厘、同4位の130打点をマークした。
全米野球記者協会の記者28人の投票(1~10位を連記)で、ロドリゲスは1位票16を含む331点を獲得。リーグトップの148打点、47本塁打、打率3割のデービッド・オルティス選手(レッドソックス)が1位票11を含む307点で2位。3位はウラジーミル・ゲレロ外野手(エンゼルス)。松井秀喜外野手(ヤンキース)も8位票2、9位票1の計8点を獲得し、14位につけた。
オルティスとの激しいMVP争いを制したロドリゲスは「守備で相手の得点を防いだことが大きな要因だと思う」と、指名打者であるオルティスとの違いを口にした。だが、一方では「今回のMVPトロフィーと(昨年ワールドシリーズを制した)彼のチャンピオンリングを交換したい」と、04年にヤンキースに移籍してから2年連続でワールドシリーズ進出を逃した悔しさも語った。
ナ・リーグのMVPは15日に発表される。