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イラン核開発:安保理での制裁論議が不可欠…米国連大使

 【ニューヨーク坂東賢治】米国のボルトン国連大使は31日、国際原子力機関(IAEA)の報告書が国連安保理に提出されたことを受け、「イランは国際社会に挑戦し、ウラン濃縮活動を停止していない。核拡散防止条約(NPT)の義務に反し、核兵器開発を追求し続けている」と指摘、安保理での制裁論議が不可欠との考えを強調した。

 一方、安保理での協議は来週にベルリンで予定されている欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表とイラン核交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長の会談を受け、各国の対処方針が決まってからになるとの見通しを示した。

 大使はまた、米FOXテレビのインタビューで「安保理が要求しなくてもEUや日本、他の国々が実行できる制裁もある」と述べ、日欧などとの有志連合方式での制裁の可能性も示した。

毎日新聞 2006年9月1日

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