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どうなる? 2015年春の花粉症

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2015-2-12 10:11:53  点击:  切换到繁體中文

 



気になる副作用として一番多いのは、舌が腫れる、口の中や喉がかゆい、などの局所反応だ。時として、アナフィラキシーという重いアレルギー反応が起こりうるが、現時点では全国的に問題は起きていない。比較的、安全性の高い治療といえる。


舌下免疫療法は、長年花粉症に苦しんでいきた重症患者にとっては待望の治療法だが、難点は、最低2年という治療期間の長さだ。橋口氏によると、舌下免疫療法に関心を示して外来を受診したものの、「最低2年」と聞いて、しり込みをしてしまう患者も少なくないそうだ。


また、新薬発売後1年間は、1回の受診につき2週間分を超える処方ができないという決まりがあり、2週間おきに通院しなければならない。この通院の負担も、ハードルを上げる理由の一つとなっている。健康保険が3割負担の場合、薬剤費が1カ月1000円程度かかるというコストパフォーマンスの問題もあるだろう。2年続けると、1000円×24カ月=計24000円が最低金額ということになる(これに再診料などが上乗せされる)。


ちなみに「シダトレン」は舌下液だが、現在、舌下錠の開発も進んでいる。こうした新しい薬剤の開発によって、今後、花粉症の治療が大きく変わる可能性もあるので、注目したい。


ただし、治療に頼る以前の問題として、基本のマスクは正しく着用したい。マスクから鼻が出ている人、マスクの横が開いている人…こんな人を街で見かけることがある。まずは花粉をシャットアウトするという最低限のセルフケアを徹底することから始めよう。


橋口一弘(はしぐち かずひろ)さん


医療法人社団左門ふたば会ふたばクリニック院長


橋口一弘(はしぐち かずひろ)さん


1982年 慶応義塾大学医学部卒業、慶応義塾大学病院耳鼻咽喉科、済生会神奈川県病院耳鼻咽喉科、産業医科大学耳鼻咽喉科講師を経て、2000年 北里研究所病院耳鼻咽喉科部長、2009 年 北里大学北里研究所病院臨床教授、2011年より現職。


日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会評議員、日本口腔咽頭学会幹事、NPO花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会理事、NPO花粉情報協会理事。




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