サービスを放つ西岡良仁=AFP時事
テニスのBNPパリバ・オープンは15日、米カリフォルニア州インディアンウェルズであり、第4シードの錦織圭(日清食品)は男子シングルス4回戦で、世界ランキング60位のドナルド・ヤング(米)を破り、2年連続でベスト8入りした。準々決勝で第17シードのジャック・ソック(米)と対戦する。予選敗退から繰り上がりで出場した同70位の21歳・西岡良仁(ミキハウス)は、同3位で第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)に敗れた。西岡は2回戦と3回戦でランキング21位、14位のシード選手を撃破してきたが、快進撃が止まった。
西岡良仁(ミキハウス)は世界ランキング3位のスタン・バブリンカ(スイス)に6―3、3―6、6―7で敗れ、8強を逃した。あと一歩及ばなかったが、四大大会3勝の強豪を相手に大接戦を演じ、今後の躍進に期待が膨らんだ。
「やり切った結果がこれだったので悔いはない。きょうのプレーは自信になる」。軽いフットワークでコートの端から端までカバーする守備力は抜群。攻めてはスピンの効いたフォアハンドでバブリンカにミスを連発させ、「よく動くしカウンターがうまい。危険な選手」と言わしめた。
2月末開幕のメキシコ・オープンではラファエル・ナダル(スペイン)に善戦しベスト8。今大会の3回戦では、トップ10の常連だったトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を破った。「しっかり成長している。いろんな可能性が見えてきた」(時事)