花粉症のため、目をかくニホンザル=兵庫県洲本市、水野義則撮影
花粉が飛散する時期を迎え、兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターではニホンザルたちが花粉症に悩まされている。
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同センターによると、症状が現れたのは、2月中旬。約250匹のうち、20匹がくしゃみをしたり、目や鼻をこすったりしている。最も症状が重いマンデー(メス、24歳)は、目に涙を浮かべ、鼻水を流しているように見える。延原利和センター長は「今年は発症する頭数が昨年より明らかに多い」と話す。
気象情報会社ウェザーニューズによると、今年の花粉飛散量は、全国平均では少なかった昨年の約4倍で、奈良県で10・4倍、京都府で8・85倍と予想している。(水野義則)