13日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落した。午前の終値は前日比55円77銭(0.31%)安の1万7923円95銭だった。一時は1万7900円を割り込んだ。前日に大幅上昇した反動で、利益確定を目的とした売りが出た。円相場が前日の1ドル=120円台から118円台に上昇したことも相場の重荷になった。海運や空運、精密機器などが下げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸。反落して始まったものの、すぐに上げに転じた。日経平均についても、ファナックやファストリなど指数採用銘柄の下げが株価を押し下げた面が大きいとして、日本株相場の底堅さを指摘する声が多かった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3376億円、売買高は12億9050万株。東証1部の値上がり銘柄数は836、値下がり銘柄数は888、変わらずは137だった。
アサヒは反落した。前日に14年12月期の連結営業利益が4期連続で最高を更新したと発表したが、利益確定の売りに押された。サッポロHDは7%安、キリンHDも約5%安で午前の取引を終えた。シチズンHDは9%安に下落した。一方、新生銀が4%上昇。三菱地所をはじめ不動産各社は軒並み上昇した。
東証2部株価指数は反落した。コメ兵や日精機、Jトラストが下落。瑞光、ジャムコ、ニフティは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕