【ウランバートル=共同】1月の大相撲初場所で史上最多33度目の優勝を果たしたモンゴル出身の横綱白鵬関(29)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、宮城野部屋=は17日、ウランバートルの政府庁舎で、日本の国民栄誉賞に相当する「労働英雄賞」を授与された。
庁舎を訪れた白鵬関にエルベグドルジ大統領が英雄賞のバッジを直接胸につけ「大相撲で歴史的な記録を作り、モンゴルの名誉を高めた」とたたえた。
白鵬関はモンゴル相撲の大横綱の父、ジジド・ムンフバト氏(73)も受賞していることに触れ「父は20世紀の大横綱。私は21世紀の大横綱になった」と喜びを語った。大相撲では過去に元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(34)も同賞を受賞している。
同国出身の横綱鶴竜関(29)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、井筒部屋=には功労選手賞が贈られた。