|
22日深夜、中国製新型コロナワクチンを積載してウランバートルのチンギスハーン国際空港に到着したモンゴル側チャーター機。 |
中国政府と中国人民解放軍の援助する新型コロナウイルスワクチンが22日夜、モンゴルの首都ウランバートルのチンギスハーン国際空港に到着した。中国の柴文睿駐モンゴル大使、モンゴルのアマルサイハン副首相兼国家非常事態委員長らが空港での引渡式に出席した。新華社が伝えた。
アマルサイハン副首相は、中国の政府と国民からの新型コロナワクチン援助に感謝。「新型コロナ感染症の拡大が始まって以来、モンゴル・中国両国は情報を共有し、支持し合い、新型コロナ感染症との闘いにおける隣国協力の模範となった。中国の政府と国民はモンゴル側にマスク、防護服、人工呼吸器など医療物資を続々と援助して、モンゴルの新型コロナ感染症との闘いに重要な支えを提供した。今回中国側の援助したワクチンは、モンゴルの新型コロナ感染症との闘いが速やかに新たな成果を得て、新たな段階に入る後押しとなるものと信じる」と述べた。
柴大使は、「現在、世界のワクチン需給は非常にひっ迫している。中国側は自らのワクチン供給も余裕があるわけではない中、モンゴルに新型コロナワクチンを無償援助した。これは両国の包括的な戦略的パートナーシップの水準の高さと両国民の厚い友情を存分に示すものであり、今回のワクチンはモンゴルがより良く新型コロナ感染症に対処する助けとなるものと信じる。中国側は引き続きモンゴル側と共に努力して、双方の共同対策協力を強化し、新型コロナ感染症との闘いにおける最終勝利を共に手にして、将来の各分野での両国協力が大きな成果をより多く得られるよう力強い保障を提供する」とした。
モンゴル保健省が22日公表した統計によると、同国の過去24時間の新規感染者数は55人で、いずれも国内の感染者。累計感染者数は2693人で、うち411人は外国での感染者。累計治癒者数は1933人。累計死者数は6人。感染対策のため、モンゴル政府は積極的に国際社会に新型コロナワクチンを求めており、全人口の60%にワクチンを接種する計画だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月23日