モンゴルから寄贈された羊のうち第一陣となる4000頭が10月22日、内蒙古(内モンゴル)自治区の二連浩特(エレンホト)口岸から中国国内に入った。中国・モンゴル双方は防疫面の安全性を確保した上で、エレンホト・ザミンウード出入国検査場で引き渡し式を行った。
新型コロナウイルス感染症が大規模に流行し始めた当初、モンゴルは中国に3万頭の羊を寄贈し、中国の感染症との闘いを支援することを決定した。中国・モンゴル双方の緊密な連携の下、半年余りの入念な準備を経て、モンゴルから寄贈された3万頭の羊は中国側へ正式に引き渡され始めた。
モンゴルが中国に寄贈した3万頭の羊は、両国元首が達した重要な共通認識であり、中国政府と国民の感染症との闘いに対するモンゴル側の力強い支援を体現し、中国・モンゴル両国と両国国民の厚い友好をはっきりと示している。
現在、モンゴルが中国に寄贈する3万頭の羊は全てモンゴル・ザミンウードの隔離エリアに移送されている。
中国・モンゴル双方の話し合いによって決定した計画によると、3万頭の羊は何回かに分け、11月中旬までに中国国内への入国を済ませ、エレンホトで加工された後、感染症との闘いに大きく貢献した湖北省の人々に対するモンゴル政府・国民の気持ちを伝えるため、湖北省に送られる予定となっている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年10月22日