日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した1月の全国コンビニエンスストア既存店売上高(速報値)は、前年同月比0.7%減の7124億円だった。10カ月連続で前年実績を下回った。一部地域を除いて天候不順が目立ち、来店客数が減ったことが響いた。タバコや雑誌の販売も引き続き振るわなかった。
来店客数は1.6%減と、11カ月連続のマイナスだった。一方、来店客1人当たりの平均購入金額は613円で1.0%増えた。プラスは4カ月連続。いれたてコーヒーなど店頭で提供する商材が好調だったほか、総菜を中心としたプライベートブランド(PB)商品の販売も伸びた。
全店ベースの売上高は3.9%増の7847億円だった。23カ月連続で前年実績を上回った。店舗数が4.9%増えるなど、大手チェーンの新規出店が寄与した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕