生命保険協会の渡辺光一郎会長(第一生命保険社長)は20日午後の記者会見で、国内景気について「徐々に本格的な回復基調へ向かうと見ている。日本企業の業績改善期待の高まりはこれからも続く」と述べた。連日高値を更新している日経平均株価については「3月末は2万円がターゲットとなる」との見方を示した。
超低金利による生保業界への影響については「保有債券の価格上昇を通じた含み益の増加につながっており、バランスシートは健全な状況が保たれている」と話した。ただ新規の資金の運用については、収益性を高めるために外国債券投資などを含めて運用の多様化を進める必要があるとの認識を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕